ミックスフィールドで「病気平癒」にアプローチする

ケース2:病気平癒

このケースについては、少し疑問を感じる方もいるかもしれません。


波動療法は標準治療に置き換わるものではく、あくまでその補完の位置付けではあるものの、それ自体が、生命場という層から心身の回復を支えるアプローチとして、世界中で多くの人々に支持されてきた長い歴史のある“療法”だからです。

つまり、生命場による平癒のサポートは、すでにインナーフィールドの時点で、体系としては成立しています。


ではなぜ、さらにアウターフィールドの介入を要する場合があるのか──。

この項目でのアウターフィールドは、回復への流れそのものを整える、「さらなる」補完的な領域です。したがって、あくまで個々の捉え方や価値観に応じて選択されるべきオプションとなります。


インナーフィールドが身体の“内的バランス”に直接作用するのに対し、アウターフィールドは、回復に向かうための偶発的な流れ──シンクロニシティ──を整えることを目的としています。

具体的に例を挙げるならば──
・“運良く”信頼できるドクターに巡り合う
・“ふと目に止まって”購入したサプリメントが、体質にぴたりと合う。
・普段行く美容室に置いてある雑誌の何気ない記事から“気づき”を得る。
・“何気なく行った”温泉や旅行が、体調を大きく好転させる契機となる。

・因果関係は分からないものの、“何故だか”寛解に向かう

こうした、一見“偶然のめぐり合わせ”のようなものによって、回復の方向へ自然と流れが生まれることを目的としています。

さらにはストレートに、「平癒」「治癒」「寛解」の波動を注入するといった、機序や手続きすらすっとばした“祈り(現実創造の最終形態)”に近いアプローチまでをも、その射程に含みます。

何より重要視しているのは、病が自らの身に降りかかった時に平常心を保つということ。すなわち「恐怖」の克服(キャンセル)です。

ません。それは、生体の恒常性(ホメオスタシス)を最適化する為に他なりません。

また、表層では「治りたい」と願っていても、心のどこかで“変わることへの戸惑い”を抱くことがあります。


心理学ではこれを否認(認めきれない・受け入れきれない)、または二次的利得(その状態にあることで守られている何か)と呼びます。


人の心が変化(治癒)そのものに抵抗する──それは実はごく自然で、健全な防衛反応でもあります。


このようなケースもまた、アウターフィールドの適用対象になります。

意識の上では「何をしても良くならない」と嘆きながら、心の深い層では「変化そのもの」に対する不安がある状態。

長年の慢性不調や病気が“自分の一部”のように感じられると、それを手放すことは、自分を変えるくらいの意味を帯びます。

アウターフィールドでは、そうした緊張や抑圧、罪悪感や頑なさをやわらげ、変化を受け入れられる柔らかさを整えます。


さらに言うなれば、病や不調そのものが、人生の転機や価値観の再構築を促す“無意識が用意したイベント”として機能している場合すらあります。


ここまでくると、多くの術者が介入を困難とする領域です。私自身も正直に申し上げて、「その方が抱える人生のテーマ」を判断したり操作できるほどの力量は、まだありません。

多くの賢哲たちが語り、心理学者ローレンス・ルシャンも辿り着いた結論


「あなた自身であれ(Be yourself.)」

それは、私もまた現時点で垣間見ている結論の一つです。

人は自分自身になるために生まれてきた。病気はもしかすると、本来の自分へと戻そうとする無意識下の“静かな呼びかけ”なのかも…しれません。

ただし、病気になったというだけで、人はすでに強い心の負担を抱えています。そこで、「未統合」だの「感情を抑圧している」だのと言われれば、誰だって腹が立ちます。

声を大にして言いたいのは、病気や不具合は「罰」でも「カルマ」でもなく、まして「自分を生きていないことへの制裁」でもないということです。

人の心はスペクトラム(連続体)です。つまり、誰しもが程度の違いで、未統合や抑圧を抱えて生きています。それもまた、人として生まれ、生きるという営みの一部です。私だって、もちろん例外ではありません。

偉大な覚者たち──釈迦もクリシュナムルティも──最期には病を経てこの世を去りました。

生・老・病・死は、誰にとっても避けがたい生命の法則です。肉体の限界は、エントロピーの摂理のもとにあります。

そして多くの病は、体質や生活習慣、偶然的な環境条件などの積み重ねによって起こる“ランダムで自然な現象”としての側面を、一方で確かに持っています。

身体問題においては基本的にはインナーフィールドで充分です。ただ、その先のフィールド──自分でも気づけていない「否認」や「抑圧」といった心の深層──からも取り組みたいという方に向けては、このセッションもまた、準備が整っています。

《主な調整/修正項目》

インナーフィールド:
生命場全般/経脈(気の通り道)

アウターフィールド:
《キャンセル》

感情84項目(重点項目:恐怖/絶望/頑固/否認/抑圧/悲しみ/寂しさ/困惑/諦念/焦り/喪失感/不信/依存/…など)疾患名/罹患/疾患/病気/病(やまい)/持病/慢性・急性疾患/憎悪/難治/回復遅延/免疫異常 など
《レゾナンス》

平癒/治癒/寛解/回復/奇跡的回復/快方/再生/自然治癒/修復/恒常性の回復/細胞の正常化/免疫最適化/代謝最適化/自己受容 など

他にも、アウターフィールド領域で寄せられるご相談は、きわめて多岐にわたります。他に代表的なものを挙げるなら──

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この記事を書いた人

Decoder/ Rebuilder/ 波動修正22年

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