ケース#001:対人問題(摩擦・緊張・疲労)
対人問題は、生命場の調整に次いで、最も取り扱いの多いテーマです。
特に総合的なアプローチ(特に感情面)が有効であり、まずは「状況が気にならないこと」を目指します。“相手が誰か”“どんな被害か”によっても、修正プランを微調整します。
対人疲労や対人緊張は、意見や価値観の相違からも起こりますが、その多くは、いわゆる“ダーク・パーソナリティ”──自己愛・支配・操作傾向をもつ人々との関わりに由来します。
このような傾向を中程度以上持つ人々は、総人口の約20〜%(臨床水準は5〜6%)とされます。夫婦・親子・職場・学校・趣味の集まり・地域社会など、どの関係性の中にもおよそ4〜5人に1人は潜在する計算です。
この問題を分かりにくくさせているのは、ダーク人格が通常の対人距離では見えにくいものだからです。ある人にとってはダークでも、他の人には“すごく良い人”だったりします。
両親のいずれか/パートナー/職場の上司など、非対称(上下関係)や近距離(密室)の関係性において、この4人のうち1人くらい“厄介”なのが現実的な体感です。
被害者の傾向にも偏りがあるので、2〜3人抱える人もいれば、まったく問題を感じない人もいます。
対処の基本は、脳です。特に扁桃体(恐怖や不安を司る領域)には強いエネルギーブロックが生じやすく、視床下部や海馬(感情と記憶)、前頭前野(情報の認知と整理)も必須です。
脳に血液を送り込む心臓・小腸・肝臓・腎臓、五行説の観点から肺や大腸も外せません。さらに甲状腺(コミュニケーション)や副腎皮質(ストレス耐性)など、総合的に生命場領域の停滞やブロックを解除します。
同時に、このテーマに関して、感情面のキャンセルは不可欠です。恐怖/不安/寂しさ/不信/恨み/環境ストレス/依存/共依存/抑圧…など、慢性的に蓄積された波動をひとつずつ解いていきます。
また、支配/承認欲求/ナルシシズム/偽善/尊大/攻撃的/高圧的/自己正当化…など、「加害者側」にある波形が検出されることも多くあります。
しかしそれは、被害者本人の本質ではなく“同調”“侵入”によって生じた擬似波形です。
この“同調”はなぜ起きてしまうのか、それは被害者の中にある「未統合(感覚)」や「自己否定」などの隙間を“侵入口”として、加害者が投影(ハック)してしまうからです。
だからこそ、(この構造において)まずすべきことは、自己を整え、巻き込まれない構造をつくることです。共鳴状態を解除し、双方が“気にならない”“目に入らない”状態をつくることを目指します。
《主な調整/修正項目》
インナーフィールド:
扁桃体(感情処理)/視床下部(感情→身体バランス)/前頭前野(理性・認知フレーム)/副腎(恐怖・ストレス)/肝臓(柔軟性)/心臓(感情・共感・温もり)/脾臓(共感)/肺(交換)/咽喉(表現)/甲状腺(第五チャクラ)/仙骨(夫婦仲)/胸椎5〜7番(共感領域)
アウターフィールド:
《キャンセル》
感情84項目(重点項目:恐怖/怒り/悲しみ/孤立/寂しさ/不信/環境ストレス/依存/共依存/支配/依存/承認欲求/誤解/不和/対立/無理解/無関心/境界不全…など)
《レゾナンス》
理解/調和/共感/信頼/再接続/対話